定時で帰る!短い時間で成果を出す!エンジニアの私が時間術・仕事術本何冊か読んでみた

おすすめの本
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はじめに

近年、ワークライフバランスが取れるようになる企業が増えてきているようです。

私が勤める会社でも残業時間は抑えて成果を出すように指示が出ています。

仕事が減ればいいのですが、そういうわけもなく、ただ締め切りに間に合わず謝る仕事が増えるだけ。。。

あるいは重要だけど緊急ではない仕事を後回しにする綱渡り状態。。。

自分のスキルアップに繋がる仕事に時間を割くためにも、どうすれば仕事の処理能力が上がるのかを調べるため、時間術、仕事術の本を何冊か読みました!

共通項も見えてきましたので、本の紹介とともにまとめていきます。

読んだ本の紹介

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか

win95の開発者で、なんとドラック&ドロップの発案者

ハイパフォーマーSW開発者で、事例もエンジニアあるあるなので、実践してみるのは容易!

「午前中には8割の仕事を終わらせる」などが含まれるロケットスタート仕事術はなかなか習得が困難だとも感じていますが、この手法の習得をゴールとして、自分なりの小ゴールを設定して実践していくことが大事かと思いました。

今回読んだ仕事術本の中で見つけた共通項のうち、最も重要だと感じた「早めに取り組み、早めに終わらせる」ポイントについての解説が厚くエンジニアには一番おすすめできる仕事術本だと思っています!

神時間術

精神科医兼執筆家の樺沢氏の著書。

各時間帯で時間を生み出すためにやるべきことが網羅的に解説されています。

網羅する範囲も広く、今回読んだ本の共通項も多く含むのですが、この本は著者の精神科医のバックグラウンドを活かし、なんでその方法が有効なのか、人の特性も含めて解説されていて面白かった。

特に「集中力」を維持して生産性高く成果を出すためのノウハウにフォーカスが当たっていて、とにかく集中力を上げる方法を知りたい人にはおすすめです。

レバレッジ時間術

著者はバリバリの実業家。レバレッジ読書術がかなり実践的だったので読みました。

何冊か読んだ後、振り返るとどうやって時間を生み出していくのかに対して、凝縮して書かれていると思いました!ページ数もそこまで多くないのでタイパは1番です!

自分の時間の費やし方を見直して、とにかく時間が作りたい!と考える人にピッタリの内容でした。

仕事が速い人は、「これ」しかやらない

いくつものビジネスを掛け持ちしているハイパフォーマーの著者が、仕事のスピードを上げるコツをまとめたノウハウ本。

根本よりも実践編に近いので、他の本も合わせて読むと効果大になりそうです。

特徴としては自分だけでなく、管理職視点でメンバーの仕事速度をあげる点にも言及しているので、中間管理職ポジションの人にも役立ちそうな点があります!

全体的に仕事を速くするノウハウ本で重要とされている要点を抑えていて、他の本と同様、仕事を速くするための共通項が網羅できていました!

他と違う点は、朝イチに優先度の高い仕事をやらないという点。理由は優先度が高い業務は難易度が高いケースが多いから仕事のリズムが崩れやすいから。

気に入ったフレーズは「朝イチは緊急ではないが重要度の高い仕事のゴールデンタイム」

ずるい仕事術

TV番組の敏腕プロデューサー佐久間氏の仕事術本。

仕事柄か、やりたい仕事を宣言しておく、人に対して誠実であることをブランド化する等、他者とのコミュニケーションにフォーカスした仕事術が多かったです。

エンジニアとはいえ、1人では作れるものも限られるので他の本と一緒に読むと守備範囲が広がる、そんな本でした!

日頃やりたい仕事をやらせてもらえない、思うようにチームワークを発揮できない、そんな悩みを持つ人にピッタリな本かと思います。

要領よく成果を出す人は、「これ」しかやらない

人材育成を手掛ける企業のCEOが書いた要領よく仕事を進めるため人の特徴を整理した本。

比較的網羅的な内容だが、他の本にはない重要なコンテンツを含む印象を持ちました!その中でも「自制心は働かせるだけで疲弊する」があり、確かにそうだなと思いました!

一度途切れた集中力を戻すのに15分かかるので、途切れてしまう要素を仕事環境に持ち込まないのが大事。

加えて、仕事をスムーズに進めるための他人とのコミュニケーションで、「相手にとって正しいことは何か」を考えることが大事と述べられていました。

自己管理で仕事の生産性向上させるだけではなく、他者との関わり方で成果を出す方法について書かれている本です。

もっと早く、もっと楽しく、仕事の成果をあげる法

コンサル業界の第一線で生き抜いてきた著者。こちらは、以前読んだ『投資としての読書』の著者が紹介していて気になったので読みました。

アドバイスを聞くにもタイミングが必要。自分で気づいてはじめて学びになる等、要領よくビジネスマンとしての能力を上げる方法について解説しています。よりディープな仕事術になっています。

ノウハウというより根本の考え方を解説していて、小手先のテクニックではなく、効率よく自分を成長させるための考え方が書かれている本になります。

余談ですが、コンサル業界の人は考え方が似ているのか、「ストーリーとしての競争戦略」、「仕事ができるとは」の楠木氏や、山口氏の仕事のセンスとは何かの話に近い部分もありました。

業務効率を上げる時間/仕事術の共通項とは?

数冊読み、共通項が見えてきたのでまとめます。

■共通項

  1. 早めに取り組み、早めに終わらせる
  2. 仕事によって取り組む時間帯を決める
  3. 集中力を高めるため工夫する
  4. やることは細かく分解
  5. 継続できることが優先

1. 早めに取り組み、早めに終わらせる

特に『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』で解説されているのですが、基本的に「ラストパート志向」の人が多く、これが諸悪の根源だといいます。

つまり、締め切りが近づいてきたら取り掛かり、予期せぬ課題が出てきて締め切りに間に合わない!ような仕事の進め方の人。(耳が痛い…)

タスクがアサインされたら、与えられた期日に近づく前に、まずは着手して設定された期日は適切なのか、完了までに課題が出てこないかを確認しておくことが、期日通りに完了させるためのコツだといいます。

どうせやり直しになるし、早めに課題を見つけ終わりそうにないなら締め切りを調整してもらう。早めなら調整が利く場合も多いし、遅れそうだからと焦って仕事をしているとクオリティも下がるため効果的!

今回読んだほとんどの本で、このポイントは取り上げられていて、「締め切りの前に締め切りがあると考える」著者が多かったことが印象的です。

おそらく要領よく仕事を終わらせる人の重要なポイントなのだと感じました!

2. 仕事によって取り組む時間帯を決める

まずはじめの共通項は「仕事によって取り組む時間を決める」です。特に朝の時間帯実施する仕事を重要視している本がほとんどでした。

朝は睡眠で頭がリフレッシュした最高の状態

朝一、まずメールチェックする方がほとんどだと思いますが、頭の状態がいい時に実施するタスクとしてはもったいない!

朝一のすっきりした頭で難しいタスク、重要なタスクをこなすことが、仕事を早く、クオリティ高く終わらせることがポイントのようです。

確かに定時、あるいは残業時間で難しいタスクを実施しても疲れた頭では時間がかかってしまいますよね。

朝に大事な仕事をほとんど終わらせて、メールチェック、打ち合わせは午後の疲れてくる時間に集中させて流す。

集中力や疲れ具合に合わせたこのような仕事のスタイルが、効率よく仕事を片付けていく上で大切だと考える著者が多いようです。

これだけならすぐに実践できそうな点もよいですね。

3. 集中力を高める工夫をする

集中力を高める、維持する工夫に関して解説する仕事術本がほとんどでした!

特に『神時間術』では、人の集中力の特徴の解説から、維持、リセット方法の解説まで網羅されており、一番フォーカスしていました。

仕事術本でよく登場した工夫としては「集中力を途切れさせない環境づくり(スマホ等の電子機器を持ち込まない。)」、「集中力が維持する時間が過ぎたら休憩する。(15分やったら5分休憩する)」がありました。特に後者は「ポモドーロテクニック」と呼ばれ、制限時間を設け高い集中力を維持した後に休憩し、再度高い集中力で取り組む有名な手法になります。

いかに短い時間で大きな成果を上げていくかの仕組みを作っていくことがポイントなのだと感じました。

4. やることを細かく分解する

1(早めに取り組み、早めに終わらせる)にも関連しますが、タスクを細かくばらすことで、個々の遅延リスクの発見やタスクが具体化することで、工数の見積もり精度向上につながると考えている著者が多かったです。

このように不確定要素をなくしていくための工夫が、後で焦らず余裕をもって仕事を終わらせるポイントなのだと感じました。

5. 継続することを優先する

最後が「継続することを優先する」です。これは1(早めに取り組み、早めに終わらせる)に関連しますが、早く終わったからと言って、すぐに完了報告はせず、完成度を高める、その他の付帯業務を終わらせる、あるいは早めに帰ってリラックスする時間にするという工夫です。

闇雲に全部頑張り、すぐ次の仕事へと取り掛かると疲労が重なり、力を発揮しなくてはいけないところで発揮できないと考えている著者が多いと感じました。

常に100%ではなく、100%を発揮する期間と60%くらいを発揮する緩急をつけて、長期間コンスタントに成果を出し続けることが、効率よく成果を出し続けることがポイントのようです。

私の事例

これらの仕事術本を読んで以下の項目を実践してしばらく経ったので所感を参考までにシェアします!

■実践したこと

  1. 23:30に寝て、5:30に朝早起きしてまず仕事を進める
  2. メール・チャットの通知は切り、確認する時間を減らす
  3. 経験のない仕事は「タスクの工数を見積もる」タスクを追加し、まずは取り掛かって、工数の見積もりを行う
  4. ポモドーロテクニック
  5. ロケットスタート時間術(午前に8割の仕事を終わらせ、午後は流す)

23:30に寝て、5:30に朝早起きしてまず仕事を進める

プライベートが忙しく早く寝られない日はほとんどできませんでしたが、時間通り寝られた日は仕事を進めることができました。

残業時間を伸ばしても解決しなかった問題が、翌朝だと時間がかからずに整理できることが結構あったので、無理に残業せず、朝仕事の開始を早めることが生産性向上すると実感しました。

一方で、まだ小さい子供がいて自分の都合で寝る時間が決められないので、併せて決まった時間に寝て、決まった時間に起きるための仕組みづくりに取り掛かっています!!

メール・チャットの通知は切り、確認する時間を減らす

Outlook、Teamsの設定をいじるだけなので実践は容易でした。

メールやチャットが来ていることに気づかないくらい集中して仕事をしていて、さっきの返事が来ていたと後から気づくこともしばしば。

なので、集中力が途切れない効果はとても実感できました。

一方で、「上司のちょっと今聞きたいことがあるんだけど通話いい?」というチャットに気づくのも30分くらい遅れてしまうので、諸刃の剣です(笑)

あらかじめ予定をブロックしておくか、通知する相手を選べるようなシステムがあれば利用するのも手かと思いました。

経験のない仕事は「タスクの工数を見積もる」タスクを追加し、まずは取り掛かって、工数の見積もりを行う

実践してみると、明確に見積もり精度が上がってきたという実感はなかったですが、見積もりが大きく外れるということはなくなってきました。

インプットを受けてすぐ取り組むと相手のインプット不足部分にすぐ気づけるので、聞きやすくスムーズに進む感じはしました。

ただ忙しいとタスクを見積もるタスクを設けるのを忘れてしまったりもするので、考えなくても実践できるような仕組みが必要かもしれません。

(例えば、WBSを管理する表のようなものがあれば、新たなタスクを入れる前に見積もりタスクを記入するようなフォーマットにするとか。)

ポモドーロテクニック

取り掛かるタスクの時間を決めて、スマートウォッチのタイマー機能を使って時間が経ったら休憩。再度タイマー開始。を繰り返してみました。

今回読んだ本では、時間を延長することは、「制限時間があるので集中しやすい」という効果が薄れてしまうのでNGとされていましたが、なかなか時間単位では見積もり通りに仕事が終わらずうまくいきませんでした。簡単なように見えて実践が難しいテクニックだと感じました。

最初のうちはあまり細かいことは気にせず、「この45分間はこのタスク以外やらない」と決めるだけでも集中力は上がるので、やりやすいように取り組んでいくのがいいと思いました!

ロケットスタート時間術(午前に8割の仕事を終わらせ、午後は流す)

『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』で提唱されているロケットスタート時間術を実践してみました。

「その日にやらなければいけない仕事を午前のうちに8割終わらせ、残りの2割+打ち合わせの時間を午後に回す」ということに取り組みましたが、結果は惨敗でした。

保育園の送迎で朝の時間が短いこともあり、その日に終わる仕事は午前中に5割もいかず、残業して最後まで終わらせるという取り組み方で、この時間術的には0点に近い実践になってしまいました。

子供のご機嫌次第で、自分の業務開始時間も変動するため、ロケットスタート時間術の100%実施は諦め、朝の時間帯を有効に使い、早めに作業に取り掛かること。スラックを持つ仕事の進め方にすることを意識して生産性を上げていこうと思います。

まとめ

定時で帰る、短い時間で多くの成果を出すための仕事術・時間術を解説した本を自分なりに分析し、共通項をまとめてみました!いかがだったでしょうか?

やはり実践して成果を上げている人だからこと書籍として出版できているので、日頃の理想の仕事スタイルだと納得する一方、なかなかその通りにできないとも感じております。

まずは、3割程度でもいいので、自分が継続できる仕組みづくりを考えてみることが大切なのではないかと考えています!

気になった本があれば、ぜひ手に取って読んでみてください!

それでは!

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