30代電気エンジニアがスキルアップを目指して転職活動してみたレポ

キャリア
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30代になり、「このまま今の会社に勤めていていいのか?」、「もっと年収上げたい」と転職を視野に入れる方も多いのではないでしょうか?

かく言う私も、将来のキャリアを見つめなおすため、キャリアマネジメントの本、転職に関する本を読み漁りました!

その結果、転職した方が今後のキャリアにとってメリットが大きいと考えました。

また、転職に関する本の中には、転職はしないけど自分の市場価値を確かめるために転職活動をする「エア転職」を薦めるものもありました!

どのような人材が求められるのか?ホットな領域が見えてきて、どんなスキルを身につけると市場価値が上がるのかも見えてくるので、今後のキャリアプランを考える上でも役立つとのこと。

実践あるのみ!希望の条件、自己分析もそこそこに、転職エージェントを利用して転職活動をしてみたので、その体験レポートを記しておきます。

私のスペック

  • 医療機器メーカーの30代前半中堅電気エンジニア
  • 医療機器特有の長期開発スパンや、PJ事情から設計経験は少なく、これといった技術的強みはない
  • 回路設計~FPGA設計までは一通りできる
  • コミュニケーション能力はある方だと思う
  • 英語は日常会話程度。TOEICは700点後半

転職しようと思ったきっかけ

キャリアマネジメント、転職に関する本を読んで、「市場価値は希少価値」、「希少価値は経験の掛け合わせで生まれる」、「給料は業界で決まる」等、技術面でも年収面でも転職した方が、より安定なキャリアを築けると感じたからです。

現職の環境も、人良し、給料良し、裁量良しなのですごく悩んでしまうのですが、自分の市場価値もよくわからないまま、キャリアを積み重ねていってしまうリスクの方が大きいと考えています。

利用した転職エージェント

doda(デューダ)

良く広告を見るdoda。実際にキャリアカウンセリングを依頼すると、同世代のキャリアアドバイザーから転職活動の流れを基本的なところからわかりやすいスライドを使って説明してもらえます。

基本何聞いても考えて回答していただけました!

メーカー希望で紹介お願いしていたが、自分が希望している以外で、エージェントが「この人に合っていそうだな」という求人があればメーカーからITの受託開発企業まで紹介してもらえました。

現職メーカーということもあり、受託開発はあまり視野に入れていなかったけれど、より開発行為ができるのは受託開発系で魅力的に感じたので、この提案はとてもありがたかったです。。。

どこかの業界・業種に絞っていないためか、別業種(例えばコンサル)の話もポジティブな話、ネガティブな話を両方聞けたのもGoodでした!

私がまだ迷っているのもあってか求人応募への圧はあまりなく、純粋に相談に乗ってもらえるところはとても好印象でした!

タイズ

OpenWorkという企業口コミアプリから連絡が来ていたので、カウンセリングを依頼。

関西が拠点で、近年首都圏にも営業強化しているとのこと。

結構若めのキャリアアドバイザーで、転職活動の流れは口頭でバーッと説明してもらえる。質問しても丁寧に回答していただける。

メーカー転職に強いと謳っているだけあって、そのメーカーの強み、転職した後のキャリアパス、力を入れている事業などの情報がさらっと出てきて、大変勉強になりました!

強い部分を押していくスタイルなのか、自分が希望している以外で、エージェントが「この人に合っていそうだな」というメーカー以外の求人は特に紹介してもらえなかった印象を持ちました。

(この点はおそらくエージェントによってばらつきありそう。。。)

別業種についてはメーカーで働くことを考えているうちは、お勧めできないとコメントもらった。メーカーへ再転職の際に、メーカーの採用担当はメーカーでの経験を中心に見られるという理由で、キャリアの積み重ねとして弱くなってしまうとのこと。

応募への押しは強めでしたが、メーカーの情報について強みがある印象を持ちました。

メイテックネクスト

こちらも結構若めのキャリアアドバイザー。前職はSEとのこと。

一通り求人を紹介してもらった後、各企業の事業内容、強みを簡単に紹介してもらった。

他のエージェントと違ってたくさん応募しなくていい。結局、内定もらっても悩んでしまって、冷静に判断できなくなってしまう。5年後、10年後を想像したときにより良い状態にいるとイメージできる選択をするといいというアドバイスがもらえた。

応募して書類選考通ると1次面談の準備が入り、適当にはできないから半端な気持ちでは応募できない。と悩んでいたところ、以下のアドバイスをもらい大変参考になりました。

  • たくさん応募しなくていい。結局、内定もらっても悩んでしまって、冷静に判断できなくなってしまう。
  • 5年後、10年後を想像したときにより良い状態にいるとイメージできる選択をするといい

他のエージェントは、結局企業が欲しい人材と、応募した自分の状況がマッチしているかの縁のような部分があるから、いいと思ったらすぐに応募した方が良いといっていたので、印象に残ったアドバイスでした。

一方、このようなアドバイスをしておきながら、結構応募の圧強めで、あんまり信頼できなかったのが残念。商売だからしょうがないですね・・・。

転職活動をしてみて

まだ転職活動は終わっておりませんが、現状の戦績はこんな感じです。

3社応募うち、書類選考NG1件、1次面接NG2件

なかなか現実は厳しい!!!

ただ既に転職活動やってよかったと思うことが何点かありました!

転職活動をしてみてよかったこと

  • 転職活動の流れがわかり、いざというときにすぐ動けるようになった
  • どこでも必要になるような、高速信号処理、画像処理、AI、半導体のどれかでも強いエンジニアは、どこでも欲しがられており、逆にそこに強みを持っていないと明らかに他の応募者に比べて見劣りしてしまう状況にあることが分かった。私は後者なので、適切な危機感が持てたのは大きい!
  • 何回か面接してみると、エンジニアとして企業側が求めてくるレベルもなんとなく見えてくるようになった
  • 当たり前だが、自分の状況と企業の人材確保戦略のタイミングが寄与する部分が多く、ある程度興味をもったところで応募してみないと、なかなか転職活動が先に進まないという肌感がわかった。

メジャーなスキルの他に強みを持っていても、企業により求めている人材が全然違うので、マッチするかは巡り合わせという雰囲気が身に染みてわかってきました!

とはいえ、求めているスキルを持っていて、人柄もよく、会社のカルチャーに合う人なんてほとんどいないから、スキル不足でも活躍するイメージを持ってもらえるように説明することが肝心ということもつかめてきました。

私の場合は、どこでも必要になるような、高速信号処理、画像処理、AI、半導体の知識がどれも強くないので、電気エンジニアで技術を売りにしていくには、なかなか市場価値低い状況ということが見えてきた。

部署異動や転職で環境を変えないと、この状況は変わらないため危機感は強くなりました。

この危機感が持てただけでも転職活動をする意味がありました!やり始めてよかったです!

今後も情報の更新があったら記事出します!!

転職活動をするきっかけになった本

最後に転職するきっかけになった本を軽く紹介します。

『転職の思考法』

「転職の思考法」とは、人材系メディアに参画、ビジネス誌でコラム執筆を行われている、「職業人生設計」の専門家として知られている北野唯我氏の著書です。

著者の「すべての人が『いつでも転職できる状態』をつくりたい」という思いで執筆されているとのことでした。

本書は主人公「青野」の行動を追う物語形式で、最後まで読むと転職する上で持っておくべき考え方がわかるようになっていました。

『「一生食える」を確保する4つのステップ』が体系化して解説されているので大変わかりやすかったです。

この本については書評も書いていますのでもっと詳しく知りたい方は読んでみてください。

『キャリアづくりの教科書』

キャリアを支援する会社のCEO徳谷智史氏が著者。数千人のキャリアの相談に乗ってきた人がキャリアづくりのポイントについて解説した本。

教科書というタイトル通り、キャリア形成していく上で、どのように生きていかなくてはならないのか、そのために何をすればいいのかについて細かく説明があります。

今回の記事で使用した「エア転職」というワードはこちらからお借りしました!

転職活動中にぶれないためにも、なんで転職するのか、自分はどんな考えを持っているのかについて自身の言語化することが大事だということを解説されています。

まさに転職活動中ぶれて悩んでストレスに思っていたことだったので役立ちました!

それでは!

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