新人・若手電気エンジニアは読んでおきたい本10選

おすすめの本
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電気エンジニアとしてスキルアップしたい、キャリアアップしたい。

そう考えて、私はとりあえず気軽に始められる読書を続けてきました。

社会人になってからひたすら本を読んでいる電気エンジニアの私が、役立った本、もっと早く読んでおきたかった本を10冊紹介します!

エレキエンジニア

半導体が丸ごとわかる本

RAM、ROMがなぜ情報を記録できるのか、どんな構成でどのように動くのか原理からわかります!

加えて、トランジスタの発明から高性能化までの歴史も解説されていて、読み物としても面白いです!

すでに使われなくなってきた素子もありますが、多種多様な半導体素子の特徴を原理からわかっていると、意図しない不具合の解決の糸口になるかもしれません。

部品選定で、なかなか原理までわかっていないと、それぞれの素子の特徴を上辺だけで判断して失敗することがあります。

そんなとっかかりとしておすすめです!

FPGAの原理と構成

高画質画像処理、高速通信、エッジAIなど、速度が求められる信号処理に使われるFPGA。

言語やツールの使い方を解説する本、WEBサイトはありますが、なかなか原理から解説するメディアはありません。

そんな分野ですが、この本はFPGAの歴史、構造、動作原理を解説していて、読めばFPGAの中身のイメージができる。

FPGAは論理合成をするときに、ツールがいいように作ってくれますが、ちゃんと気をつけないと無駄にリソースを使ってしまうこともしばしば。

その辺りの理解をする土台を作ってくれる本でおすすめです。

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エンジニア教養

コンピュータはなぜ動くのか

IoTも進み、多くの電気機器はCPUを積んでいます。パソコンの基本構成を改めて理解しておくことは仕事に役立ちました!

ネットワーク、暗号技術等、広い分野に触れていて、専門用語、技術用語がわからない新人・若手の方の入門にはピッタリな点もおすすめです。

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暗号技術入門

世の中で当たり前のように使われているさまざまな暗号技術。

それらがどんなものなのか、なぜ役割が果たせるのかわかります!

サイバーセキュリティはソフトウェアが主担当のことが多いですが、そのソフトを載せるのはハードです。

密接にコミュニケーションを取る上で前提知識として参考になる場面が多かったです!

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イノベーションのジレンマ

エレキエンジニアに関わらず、メーカーで働く人には必読書。

自分の会社の戦略部門は、どのようにリソースを分けているのか?自分のプロジェクトの位置付けは?

イノベーションにより、自分が熱意を込めて作っている製品が不要なものにならないか、危ない方針を立てていないか?

大手メーカーほどハマりやすい課題に対して、どんな戦略を持っているのか正しく認識する視野を持つことが必要です。

まだ勤める企業の戦略を理解しきれていない若手ほど、読んでおくことをお勧めします。

キャリアづくり

苦しかった時の話をしようか

USJ立役者、森岡毅氏が就活を控えた娘、息子に向けた手記を本にしたもの。

手記とはあるものの、内容は全ビジネスマンに通じると読んで思いました。

今は自分のキャリアプランを当たり前に持ち、キャリアアップに必要な仕事を自分で選んでいく時代です。

自分の強みは何なのか、どんな道を選べばいいのか、変化の激しい現代で、活躍していくための考え方をわかりやすく落とし込んだ内容になってます。

キャリアづくりの教科書

キャリアを支援する会社のCEO徳谷智史氏が著者。数千人のキャリアの相談に乗ってきた人がキャリアづくりのポイントについて解説した本。

教科書というタイトル通り、キャリア形成していく上で、どのように生きていかなくてはならないのか、そのために何をすればいいのかについて細かく説明があります。

今回の記事で使用した「エア転職」というワードはこちらからお借りしました!

転職活動中にぶれないためにも、なんで転職するのか、自分はどんな考えを持っているのかについて自身の言語化することが大事だということを解説されています。

まさに転職活動中ぶれて悩んでストレスに思っていたことだったので役立ちました!

仕事術・思考法

世界一流エンジニアの思考法

マイクロソフトで働く自称三流エンジニアの著者が、活躍するエンジニアと自分との差分に注目して、一流エンジニアの思考法としてまとめた本です。

著者はソフトウェアエンジニアですが、内容はソフトに限らず、電気エンジニアでも十分通用する内容でした。

「人に説明できるレベルまで理解に時間をかける」「仕事を難易度別に分ける」、「Fail Fast(早く失敗する)」

一流の人が心掛けていることをまずは真似してみて、普通にできるように訓練していくことで、パフォーマンスも上がっていくはずです!

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あなたの仕事はなぜ終わらないのか

win95の開発者で、なんとドラック&ドロップの発案者

ハイパフォーマーSW開発者で、事例もエンジニアあるあるなので、実践してみるのは容易!

「午前中には8割の仕事を終わらせる」などが含まれるロケットスタート仕事術はなかなか習得が困難だとも感じていますが、この手法の習得をゴールとして、自分なりの小ゴールを設定して実践していくことが大事かと思いました。

今回読んだ仕事術本の中で見つけた共通項のうち、最も重要だと感じた「早めに取り組み、早めに終わらせる」ポイントについての解説が厚くエンジニアには一番おすすめできる仕事術本だと思っています!

アイデアの作り方

広告代理店のエースが自分のアイデアが降りてきた経験をもとに、アイデアの作り方を体系化した本。

古い本で、昼食代程度の価格、30分もあれば読み終わる内容ですが、内容全てがエッセンスとなっていてとても濃い。

アイデアは必死に情報を頭に叩き込み、あとは寝かしておくというシンプルな基本コンセプトですが、この本を引用している本、似たようなことをして成功したサクセスストーリーなどが多くあります。

エンジニアとして課題解決の糸口、特許発案など、アイデアが求められる場面は多いので、知っておいて損はないです。コスパ、タイパは凄まじくおすすめです。

まとめ

以上、少しでも早く読んでおきたかった書籍たちでした。

エンジニアの本でも、読みやすい本も多く、ここまでわかりやすく落とし込んでくださった著者の方々には足を向けて寝れません!

ぜひ読んでください。参考になれば幸いです!

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